国際交流のアルバム開く 石井桂子さん 異文化と歩んだ30年
松風町の自宅で英語教室を主宰する石井桂子さん(75)が、自身の国際交流を振り返る写真展を紅谷町の「喫茶店シャポー」で開く。海外からホームステイを受け入れたり、英語の上達を目指して渡英したりと、30年以上異文化交流に関わってきた体験を伝えることで「国際化への理解と関心を深めてもらえたら」と石井さんは話している。
石井さんは40代で英語教室を開き、生徒にネイティブの英会話や外国文化を感じてもらおうと、欧米やアジアからのホームステイを受け入れてきた。国籍も年代も様々な15人の外国人と交流し「教科書での勉強だけでは国際的な視点を養うことはできない。相手と話して恥をかき、初めて学べることがある」と感じたという。
1993年、国際交流を支援する民間団体「インターナショナル・インターンシップ・プログラムス」の海外派遣研修生に合格して渡英。サマセット州にある中学校で約4カ月、日本語教師として自国の文化を伝えた。
中学校の校長宅にホームステイしながら、生徒、地域住民に日本語を教えたり、折り紙や茶道などの伝統文化を実演したり。赴任した町には日本人が訪れたことがなく、和服姿の石井さんを珍しがった地元メディアに取材を受けたこともあったという。「自分の目で見て、耳で聞いた海外の文化はとても刺激的。現地の方々の優しさにも触れ、英語以上のものを学んだ」と、帰国後は滞在経験をまとめた本も出版した。
写真展では、日本に招いた外国人やイギリス滞在時の様子などを収めた約20点を展示。10月19日から26日、午前8時30分から午後10時30分まで開催している。問い合わせは石井さん【電話】0463・21・9876。
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