戦災復興から現代まで
市は、毎月第1・3金曜日に発行している「広報ひらつか」の創刊号から最新号をPDFファイルにし、ウェブ上で公開する取り組みを昨年12月に開始した。過去の広報を通して、平塚の戦後から現代までの変遷をたどることができる。
「広報ひらつか」が今年2月で創刊から1000号を迎えることを記念し、過去のバックナンバーをPDFファイルにしたデジタルアーカイブの公開を市のウェブ上で行っている。創刊から最新までの通常号と、号外や特集号を含めた広報を閲覧できる。
公開当時は10号と25号、26号が欠落していたが、今年1月3日号の広報ひらつかで情報提供を呼び掛けたところ、該当する広報を所有していた2人の市民から連絡が寄せられ、全ての号が揃ったという。
市広報は、年代によって「平塚市弘報」「平塚市葊報」「ひらつか」などとタイトルを変えながら、行政案内や市民に向けた情報発信を続けてきた。5号目までは商工会議所や市議会、新聞社の関係者らが組織する「平塚市弘報委員会」が編集を行っており、6号目から市の発行に移行した。
1949年10月20日号の創刊号には「刀剣登録は必ずしましょう」、対面交通の実施に伴う「人は右側 車馬は左側を」といった見出しの記事が掲載されているほか、人口と世帯数の調査結果を見ると、当時の人口は約5万人と現在の5分の1以下だったことが分かる。2号では復興事業の進捗状況をまとめるなど、戦後間もない時代背景を反映した内容だった。
1954年7月15日号は初の号外として、平塚市と旭村の合併を紹介。57年の64号からは四コマ漫画「ひらつかさん」の連載がスタートし、58年2月の73号では平塚駅西口の新設が実現する見通しであることを報じている。駅ビルの開業や馬入橋の架け替え、市美術館のオープンなど、時代を追うごとに変わりゆく平塚の姿を知ることができる。
2月1日から16日には、市博物館で広報1000号展が開催される。問い合わせは市秘書広報課広報担当【電話】0463・21・8761。
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