自治機能の補完にも一役
地域ごとの生活情報などをホームページ上で公開してもらおうと市が開設した「地元密着!!ちいき情報局」の運用開始から3年が過ぎた。市内27地区の連合自治会のうち12地区がサイト内でホームページをオープンし、身近な話題や地域性豊かな情報配信に活用している。
「ちいき情報局」は市内を27地区に分け、各地区がホームページを開設して情報配信を行えるサービス。連合自治会単位の身近な情報を住民自身がつぶさに配信することで、交流機会の創出や地域自治の強化につなげている。
2010年12月に岡崎、土屋、豊田地区と平塚市自治会連絡協議会の4団体が運用をスタートし、その後も開設準備が整った地区から順次ホームページを公開している。各地区のホームページは、地元の自治会や学校、PTA、公民館などの関係者がボランティアで運営するケースが多く、行事の告知や結果、犯罪・防犯情報をはじめ、地区の特性を打ち出した内容も豊富だ。
2012年12月にホームページを開設した金目地区では、地区内で見られる動植物を写真付きで紹介するなど、自然豊かな地域性を生かした情報を配信。豊田地区では、地域の活性化につなげようと地元商店のサービス情報を掲載するなど工夫を凝らす。
田村地区は、地域で活動する42の団体から19人の運営委員を組織して更新を管理。更新頻度は月20回程度、1日平均で100件ほどのアクセスがあるといい、月に1度の委員会で投稿内容の振り返りや、運営上の課題を話し合っている。
田村自治連合会の四宮憲次会長は「3カ月に1度、各団体が活動を報告する機会を設けているが、ホームページを使うことで団体同士の情報共有がリアルタイムで行えるようになった」と話し、地域運営の面でもメリットは大きいという。
運営委員の重田誠一さんは「行事のお知らせを掲載することで、住民の参加促進にもつながる。半年単位の行事予定を紹介したり、回覧板の情報を転載したりして、アクセス数を増やす方法を模索している」という。
各地区のホームページからは読者登録も可能で、更新をパソコンや携帯電話などにメールで知らせるサービスも用意されている。※ちいき情報局URL/http://hiratsuka.johokyoyu.net/
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