官民関係者が出席
世界経済フォーラムが各国の政財界トップを招いて毎年開く「ダボス会議」をモデルに、政官民の垣根を越えて平塚のまちづくりを考える場、「平塚ダボス会議」が5月18日、平塚商工会議所で開かれる。市内諸団体の代表者らが運営し、有識者や関係者を招き6項目の具体的課題について討議、来場する市民に聞いてもらう。
発起人は、同会議実行委員会の委員長で代議士の河野太郎氏。世界経済フォーラムの関連会議に出席した経験から、平塚の諸課題を市民で共有、討議するような平塚版のダボス会議を開けないものかと考えた。
実行委員会は、平塚商工会議所や同青年部、平塚青年会議所、平塚市まちづくり財団といった諸団体の代表者、市議会議員らで構成。第1回目の会議のテーマは市内人口の減少傾向を背景に「選ばれるまちになるために」とした。
18日の会議は「選ばれる〜」のキーワードとして、工場移転や学力問題、ツインシティなどを選定。各課題に特化した6項目のセッション(左上表参照)を1日がかりで開く。
冒頭を飾るセッションは、人口問題に詳しい専修大学教授の江崎雄治氏が市内の将来人口推計について講演。市内人口変動などについて分析する。
工場移転を切り口にした「全体会議1」は、市内に事業所を構える日産車体や横浜ゴム関係者らを招き、その本音をまちづくりの検討材料に役立てる。
「全体会議2」は小中学生の学力を取り上げ、学力問題に詳しいベネッセ教育総合研究所の谷山和成所長、地元で学習塾を経営する創英コーポレーションの豊川忠紀氏らの話を聞く。
午後の分科会は2会場に分かれ、「高齢者医療」と「まちづくり計画」を議論。高齢者分科会は、急性期と慢性期医療を提供する病院関係者が、高齢化社会における各医療分野の現状と今後を語る。まちづくり分科会は落合克宏市長が出席、ツインシティや日産車体工場の跡地利用などについて講演する。
河野実行委員長は会議について「人口が減る中で危機感を共有し、選ばれるまちにしていこうという機運が高まれば」と話している。
聴講希望者は、参加したいセッション名(左上表参照、複数参加可)、住所、氏名、電話番号を明記し平塚ダボス会議実行委員会【FAX】0463・21・7711、【メール】hiratsukadavos@gmail.comへ。ランチトーク参加者のみ昼食代1000円負担。
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