GPS作戦を継続 古紙持ち去り抑止策
新聞紙や雑誌などの資源再生物の持ち去り行為を防ぐために、平塚市は今年度も小型GPS発信装置を活用した追跡調査を実施する。
関東製紙原料直納商工組合と連携し、今年2月から3月までに市内8カ所のごみステーションで行った追跡調査では持ち去りは発生しなかった。
調査は、発信装置を資源物に仕込む方法で行う。持ち去りの運搬経路や受け入れ先、持ち去った人物などの特定につなげることができる。実施日と集積所は適宜選ぶという。
金属類やびん類など資源再生物の回収量は2012年度までの5年間で減少傾向にある。なかでも古紙回収量の減少が著しく、13年度は08年度と比べて約1270t少ない8040tだった。こうした状況のもと、市は古紙の持ち去りが多発しているのではないかと想定。昨年度に引き続き、同組合からGPS装置を無償で借り受け追跡調査を行い、持ち去り抑止を図る。
これと併せ、巡回パトロールや警察への情報提供、資源回収業者車であることを識別する表示などの対策も進めていく。また、市民に対しては「持ち去り行為を見かけても追いかけたり、写真を撮ったりしないで通報を。ごみや資源再生物は収集日の午前7時から8時半までに出すようにしてほしい」と協力を呼びかける。
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