川遊びを楽しんで 「渋田川たんけん」を発行
子どもと親の環境教室を展開する市民団体「地球っ子ひろば」(齋藤美代子代表)が、活動10周年を記念して小冊子「渋田川たんけん」を作成した。渋田川をフィールドにした野外教室で紹介している「生きた教材」を昨年から約1年半かけて冊子にまとめた。
31貢におよぶ冊子には「川に行くときの服装やもちもの」「しらべる道具たち」「川に行くときの注意」などの手引きから、渋田川に分布する魚や鳥、昆虫、草花が写真つきで紹介されているほか、水質調査の実験方法まで、幅広く川に関する知識が詰まっている。
「一番大変だったのは写真を集めること」と齋藤さんは語る。魚や鳥、昆虫の写真は市博物館や県環境科学センターの研究員から提供してもらったものもあり、オールカラーで見応え抜群。イラストも多く、水質調査などの専門的な内容もわかりやすくまとめている。
齋藤さんは、主催した野外教室で笹船を作る遊びをしたときに、作り方がわからないという子どもが多いことに驚いたという。川はかつて身近な遊び場だった。「近くに行くと気づくことがたくさん。子どもたちに手に取ってもらい、読むだけでなく、実際に小冊子を持って川に行ってみてほしい。川に出かけるきっかけづくりができれば」と思いを込める。
発行部数は2000部。年8回ほど開かれている地球っ子ひろばの定例教室のほかに、イベントでも配布する。
小冊子「渋田川たんけん」は一部200円。郵送も可能で送料込みで300円。小冊子や主催教室に関する問い合わせは齋藤美代子さん【電話】0463・55・2103へ。
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