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平塚版 公開:2014年6月12日 エリアトップへ

タウンレポート ものづくりの裏側にワクワク 「大人の社会見学」が盛況

社会

公開:2014年6月12日

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「印刷物ってどうやってできるの」と熱心に質問する参加者たち
「印刷物ってどうやってできるの」と熱心に質問する参加者たち

企業の知られざる技術を学ぶ

 地元企業や工場の知られざる技術を学べる市中央公民館主催の「大人の社会見学」が、シニア世代を中心に反響を呼んでいる。参加者たちは「子どもの頃とは一味違った目線で、ものづくりの裏側を見学できて面白い」と声を弾ませる。

 「市内には世界規模で販売展開をしている素晴らしい企業や工場があるということを市民の皆さんに知ってもらいたいと思った」と、イベント企画者である市中央公民館の小池光理さんは話す。

 同館では今年3月、「大人の社会見学 魅せます!メイド・イン・ジャパン」と題して、横浜ゴム、日産車体、古河電気工業の市内3社を会場に、ものづくりの現場を見学する市民アカデミーを開いた。すると、応募者が定員の2倍を超えるほどの反響で、抽選漏れした人に応えようとこのたび第2弾を企画。今回は横浜ゴムと山協印刷、高砂香料工業の3社が工場見学を快く引き受けた。

 4日に行われた山協印刷での社会見学では、60代〜70代を中心とした男女およそ30人の姿が見られた。

 山協印刷は1949年に創業。現在は大神に本社工場を構え、デザインをはじめ、印刷、加工、納品まで一貫して行っている総合印刷会社だ。同社管理部の渡井博史部長が「工場内には高速オフセット輪転機を4台完備していて、B4サイズの印刷物を1日におよそ1000万部生産することができる」と説明すると参加者たちは目を丸くした。

 参加者は工場内に入ると、チラシやミニコミ紙ができるまでの一連の工程を見学。広告のデザインを考案している様子や、印刷内容をアルミ版に焼き付けている作業、紙やインクを保管している倉庫などをのぞいた。 印刷室では、インクの香りが漂う部屋で休むことなく動き続ける輪転機を見て、「凄い速い。何でこんなに綺麗に刷り上がるの」と、参加者たちは子どものように身を乗り出していた。

 また、ゴールド印刷や盛り上げ、透かし効果などを可能にする国内初のデジタル印刷機も公開。現役時代は印刷関係の仕事をしていたという原田匡さん(75)は、「最新のデジタル印刷機はこんなこともできるんだ」と目を輝かせた。

 夫婦で参加したという長瀧道子さん(60代)は、「平塚にこんなに素晴らしい技術を持った会社があるなんて初めて知った。普段見ることのできない企業の裏側を知ってワクワクした」と顔をほころばせていた。
 

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