印章技術で厚生労働大臣賞 東曜印房の水嶋さん
東曜印房(明石町)の彫刻師・水嶋祥貴さん(37)が、「第20回全国印章技術大競技会」で厚生労働大臣賞を受賞し先月30日、落合克宏市長を表敬訪問した。
水嶋さんが出品した木口密刻の部は、36ミリ角の印材に課題文字「思無邪」(おもいよこしまなし)を自由に彫り、デザイン性や緻密さを競うというもの。自身が辰年生まれであることにちなんで、課題文字の左右に2匹の竜の絵柄をあしらった作品を2カ月かけて完成させた。
「一度ミスしたら彫り直しができない。もう二度と彫りたくないと思うくらい大変だった」と苦労を話す水嶋さん。彫り終わった瞬間は、真っ直ぐ前を見て歩くことができないくらい全神経を集中させて作業に挑んだという。
水嶋さんは受賞に関して、「これまで磨いてきた技術が評価されて嬉しい。今後も印章技術の魅力を世に広めていきたい」と嬉しそうに話していた。
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