平塚市博物館1階の寄贈品コーナーで「平塚のコケ〜小さな小さな緑の世界〜」展が開催されている。11月30日まで。
今回の展示は平塚市内で12年にわたってコケ植物の調査をしてきた「湘南コケの会」の協力によるもの。同会は会員の高齢化が進み、活動を続けるのが難しいという理由から12月に活動終了を予定している。ブースには、同会が12年かけて集めた、総合公園、高麗山・湘南平、土屋地区、吉沢地区で発見したコケの写真や、拡大スケッチなどが展示されている。普段の生活では見落としがちなコケの様子を見ることができ、コケの植物としての特徴なども学ぶことができる。
同館学芸員の松本典子さんは、「同じコケといってもたくさん種類がある。いろんな緑色を発見できる。形の違いも見てもらいたい。とっても綺麗ですよ」と話す。展示では、写真のコケが平塚市内のどこで発見されたかがわかるよう表記されており、狭い地域の中でも湿り具合の変化によって生息場所を変えるコケの特徴をわかりやすく説明している。
期間中、「湘南コケの会」会員による展示解説(13日(木)午後1時〜)も実施される。参加自由。同会の12年の成果をまとめた「コケ植物標本目録」の販売も行っている。一冊150円。
問い合わせは同館【電話】0463・33・5111。
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