線画でコケの特徴を説明
平塚市博物館がこのほど、「コケ観察ブック」を刊行した。
平塚で12年活動してきた「湘南コケの会」協力の同館企画展「平塚のコケ〜小さな小さな緑の世界〜」で目録として発行された「コケ植物標本目録」をもとに、22種類のコケを紹介。写真ではわかりづらいコケの特徴を線画で表現したり、小学生にも親しみやすいようキャラクターが解説を進めたりと、コケの観察を初めて行う人でも理解できるような工夫が随所に見られる。
同館の栗山さんは、「コケは身近にあってもルーペや虫メガネでじっくり観察する機会はなかなかないと思う」と話し、「この冊子が自然の楽しさを発見するきっかけとなれば」と、子どもたちを始め大人にも手に取ってほしいと話している。
博物館受付で購入できるほか、郵送での販売（要郵送料）も行っている。Ａ５版モノクロ26ページで１冊50円。対象年齢は小学校低学年から大人まで。
問い合わせは同館【電話】０４６３・３３・５１１１。郵送販売については同館ホームページ（【URL】http://www.hirahaku.jp/kankoubutsu/index.html）に詳細。
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