ジャンプ台やカーブのあるダートコースを疾走する自転車競技バイシクルモトクロス(BMX)。ここ数年で目覚ましい活躍をみせる少年ライダーが市内にいる。庄司侑市さん(大野中学校2年)と佳真さん(豊田小学校6年)の兄弟だ。
二人は2013年、BMX世界選手権大会のチャレンジレベルで世界に初参戦。昨年のオランダ大会は準決勝まで進んだ。日本BMX連盟が主催する年間公式レース6戦の成績上位者に世界選手権への出場資格が与えられ、兄の侑市さんはボーイズ14歳クラス国内4位。同12歳クラス1位に立つ弟の佳真さんは7月にベルギーで開催される世界大会に参加する。この冬休みは年末からオーストラリアで合宿している。
BMX競技は約300〜400mのコースを最多8人の選手が一斉に走り、着順を競う。5歳から大人まで年齢・性別・クラスで部門が分かれ、チャンピオンシップクラスではタイムレースも行われる。2008年の北京五輪から正式種目に採用された。
兄弟がBMXを始めたきっかけは、母・市子さんの実家がある横須賀市の公園のオフロードコースでの自転車遊び。土日は家族で県内外のコースに出掛け、練習とレース経験を積み重ねる。一昨年は佳真さんが肩を脱臼骨折、昨年9月に侑市さんが鎖骨と手首を負傷したが、二人ともBMXをやめたいと思ったことはないという。ユース強化育成選手に選ばれ、両親も息子たちの成長を支える。
兄の目標は「(世界大会決勝進出者だけが認められる)ワールドゼッケンを取ること」。弟は「次の世界大会では決勝に行きたい」と意欲を燃やす。目指すは5年後の東京五輪出場だ。
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