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平塚版 公開:2015年1月22日 エリアトップへ

手話で子育て交流 聴覚障害へ草の根支援

教育

公開:2015年1月22日

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手話を学ぶ参加者(1月17日取材)
手話を学ぶ参加者(1月17日取材)

 聴覚障害のある未就学児とその保護者を対象とした「子育てサロン」が毎月1回、市福祉会館で開かれている。サロンは次回で30回目の開催を迎え、利用者も設立当初の3倍以上に増えるなど、地域の社会福祉を草の根から支えている。

 主催者は元ろう学校教員の野間紳さん(48)。子育てを支援するサロンは各地で開かれているが、ろう者を対象としたサロンは珍しい。聴覚障害を持つ子どもやその親同士がコミュニケーションする場を提供しようと2012年、教員仲間や大学生ボランティア、主婦ら有志で活動を始めた。

 サロンでは毎回、クレヨンや折り紙、ボールなど様々な遊具を用意して、子どもたちに自由に遊んでもらう。野間さんは、「遊びを通して家族以外の大人や子どもと自発的に関わって、言葉を覚えてもらうきっかけになれば」と話す。

 最近では聴覚障害のある子どもと家庭内でスムーズにコミュニケーションがとれるようになってもらおうと、聴覚障害のあるスタッフが読唇をしながら保護者に手話を教えている。3歳の息子を連れて毎回利用しているという市内在住の大塚陽子さん(38)は、「子どもが大きくなるにつれて、しつけに必要な手話がどんどん増えてくる。家庭以外の場所で手話が学べるのは、私も子どもも助かっています」と笑顔を見せる。

◇ ◆ ◇

 同会は1月24日、県聴覚障害者連盟などと共催で「第1回子どものことばについて考える会」を市青少年会館で開く。脳生理学者の酒井邦嘉氏を招き講演する。

 参加希望者は聴覚障害未就学児の「子育てサロン」実行委員会、野間紳さん【メール】deaf_kosodate@yahoo.co.jpへ。

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