神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
平塚版 公開:2015年6月4日 エリアトップへ

大空はばたけ鳥人間 東海大チームが大会出場へ

スポーツ

公開:2015年6月4日

  • X
  • LINE
  • hatena
本番に向けてテストフライトを繰り返すメンバー
本番に向けてテストフライトを繰り返すメンバー

チームの誇りは美しい伝統機体

 東海大学の学生人力飛行機チームが7月25、26日に滋賀県彦根市で行われる「第38回鳥人間コンテスト2015」(主催/読売テレビ)に出場する。琵琶湖に設けられた500メートルのコースの往復タイムを競うレースに手作り飛行機で挑む。

 同コンテストに出場するのは2年連続、29回目。4年ぶりの出場を果たした昨年は完走できず記録なしの結果に終わったが、「今後に希望が持てる、綺麗な飛び方だった」と同チーム代表の花井彰充さん(工学部航空宇宙学科3年)は話す。今年も、設計図などを提出して行われる書類審査に合格し、無事出場を決めた。

 チームの伝統は、機体の下に翼がついた低翼式の飛行機でコンテストに挑むこと。世界記録の飛距離を樹立し、現在人力飛行機の中で主流のモデルとなっているのは機体の上に翼を設置する高翼式のダイダロス型だが、「せっかくテレビにも取り上げられる鳥人間コンテストで、同じような形の飛行機ばかりではつまらない」と、安定性には欠けるが、長い翼となめらかなフォルムが美しい低翼式にこだわる。

 昨年の結果から、パイロットの体力不足が課題に挙がった。「パイロットにまず求められるのは軽さ。その上で機体を操縦して、動力となるペダルを漕ぎ続けるスタミナも必要です」と花井さん。パイロットの体力養成は、同大体育学部の教員、学生らが全面バックアップする。特別トレーニングメニューで持久力はもちろん、脚力、体幹も鍛え上げた。

 現在チームに所属するのは65人ほど。全学部の学生が所属可能だが、理系学部の学生がほとんどだ。授業で学んだ知識が、機体の素材選択や、設計などの役に立つ。「具体的に習ったことを実践する場があるので勉強も楽しい。いろんな学部学科がある東海大だからこそのチームワークも他チームには真似できないところ」と胸を張る。

 先輩たちから受け継いだ機体には、後継者という意味のドイツ語「Nachfolger(ナーハホルガー)」と名前を付けた。花井さんは「目標は優勝。そのためには完走しなければいけない。先輩たちのように、後輩たちにつなげられるようなフライトにしたい」と話す。静岡県富士川滑空場で今年行ったテスト飛行での、翼を大きく広げてふわりと飛ぶ機体の様子が目に焼き付いて離れないという。「機体や飛び方の美しさで、人力飛行機の魅力を伝えたい」と、チームの誇りを詰め込んだ自慢の機体とともに、青空に向かってペダルを漕ぐ。

平塚版のローカルニュース最新6

川合会長らが市長表敬

川合会長らが市長表敬

ビーチバレー平塚大会

5月2日

大小200匹が舞う

大小200匹が舞う

鈴川鯉のぼりまつり

5月2日

ジュニア空手で全日本V

ジュニア空手で全日本V

山城中2年 鈴木芽衣さん

5月2日

よさこい祭りを桟敷席で

よさこい祭りを桟敷席で

抽選でペアチケット

5月2日

避難所の「トイレ事情」は――

平塚市

避難所の「トイレ事情」は――

障害者などへの配慮進む

5月2日

木造住宅無料で耐震相談

木造住宅無料で耐震相談

市役所で5月14日から

5月2日

MADOショップ平塚真土店

断熱窓リフォームに、今年も国から補助金あり!

http://kobayashikenso.co.jp

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

平塚版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

平塚版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook