ファーストステージの覇者・鹿島アントラーズとのアウェー戦。湘南のジネイ、鹿島の永木と、互いに古巣との対戦となる選手が先発に名を連ねた。
印象に残るプレーを見せたのは、久しぶりの出場となったGKタンドウ・ベラピ。危なげないセービングで鹿島の攻撃を防ぎ、相手のカウンターによる『あわや』の場面では、右手一本で危機を救う。リーグ戦2試合目の出場ながら、安定した守りを見せた。
しかしそれは、湘南が多くのシュートを打たれたことの裏返し。自陣左サイドを使われ、決定的な場面を多く作られた。攻撃ではジネイが存在感を見せるが、コーナーキックからのオーバーヘッドは相手の顔面に当たりファール。今季リーグ初出場となった武田が前半終了間際に過呼吸で交代を余儀なくされるなど、選手の想いがプレーに結び付かない。
それでも守りきり迎えた80分、相手コーナーキックからのゴール前で、高山と鹿島の鈴木が交錯。「ファールか?」と全員が一瞬足を止めるが、笛は吹かれず。その一瞬の隙に立ちあがった鈴木にシュートを蹴りこまれ、失点してしまう。
終了間際には前線に上がったバイアのクロスにジネイが頭で合わせるが、相手DFがブロック。枠内シュートを一本も打てず、7連敗。15位甲府との年間勝ち点差は7に広がった。
リーグ戦は残り8試合。「来年のJ1の切符を勝ち取れるように最後の最後まで戦いたい」と曺貴裁(チョウキジェ)監督。選手の努力が報われる1勝が待ち遠しい。
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