平塚市の北部地区を管轄する消防署神田出張所(横内1018)の新庁舎が完成し、23日から運用を開始した。16日に開所式が行われ、内覧会には地域住民も招かれた。
鉄骨造2階建ての新庁舎には、化学消火薬剤タンクを設置。これにより、2013年に西八幡で発生した高砂香料工業の火災でも出動した、化学消防車への薬剤注入が1時間から5分に短縮できる。また、災害などにより断水が発生した場合に活用できる貯水機能付給水管(2千リットル)を配備し、今年度中にはソーラーパネルも設置する予定だ。
他にも、高さ約18メートルのホースタワー兼訓練塔や、屋内訓練室などが設けられ、隊員たちはより実践的な訓練が可能となった。総工費は約3億4900万円。
神田出張所は1968年3月に同敷地で開所して以来、市内北部の消防活動の拠点として利用されてきた。しかし、施設の老朽化や、大規模地震による倒壊の恐れがあったことから、昨年7月から建替え工事が行われていた。
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