金田村史をつくる会(金子賢代表)はこのほど、同地区の江戸時代の歴史をまとめた「わが住む里の江戸時代―かねだ―」を発行した。執筆を担当したのは元平塚市博物館長の土井浩さん=人物風土記で紹介。1000部発行で一冊1000円。
今から40年ほど前、金田小学校創立100周年の節目に、同会が「金田村史を作成したい」と、土井さんに執筆を依頼した。当時は土井さんの仕事の都合もありなかなか筆が進まなかったが、10年ほど前に土井さんの定年退職のタイミングで本格的に制作を始めた。
郷土史本の中で主役となっているのは住民たち。金田の地名からもわかるように、稲作などの農業で栄えた村での暮らしを歴史資料に基づき紹介している。
中でも縁組や離縁に関する史料から浮かび上がった「おこのさん」という女性や、出奔したにも関わらず届出が出されるまでに空白の7年間がある「琴次郎」など、村人の横顔から村での暮らしを鮮やかに描き出している。
本の購入は金田地区町内福祉村【電話】0463・35・4670へ。
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