湘南ベルマーレホームタウン内で議論されているサッカー専用スタジアムの建設について、落合克宏市長は5日の市議会定例会で「ベルマーレが作るということであれば、行政としても形として応援をしていかなければいけないのではないか」と見解を示した。数田俊樹市議(清風クラブ)の代表質問で答弁した。
サッカー専用スタジアムを模索する議論は、湘南ベルマーレの立ち上げた第三者委員会で、ホームタウン内の財界人らで組織される「湘南スタジアム研究会」が主導で進めている。
平塚市は、ベルマーレがホーム試合で使用している「ShonanBMWスタジアム平塚」について、客席の増設や照明のLED化など、Jリーグの施設基準にあわせて改修を重ねてきた経緯がある。既存の競技場を活用してもらうことでベルマーレを支援していくとの立場から、市はこれまで新スタジアムの議論に触れてこなかった。
落合市長の答弁によれば、湘南ベルマーレの真壁潔会長から、2月22日に新スタジアムに関する協力の打診があったという。
市長は「市としては、ベルマーレが主体となって平塚市にサッカー専用スタジアムを整備するということであれば、これまでのBMWスタジアムの活用だけにこだわるのではなく、議会をはじめ各方面と話をしながら今後、スタンスをまとめていきたい」と述べた。
また「(新スタジアムが整備されるのであれば)今後、BMWスタジアムのJリーグ基準だけのために新たな投資は考えられない」とも語り、今後のベルマーレや同研究会の動きを見ながら支援の方向性を検討していく構えを示した。
サッカー専用スタジアムの建設を巡っては、湘南スタジアム研究会が昨年12月、建設にふさわしいと考える候補地を市内外の5カ所に絞ったと報道され、ホームスタジアムが流出するのではないかと危惧する声が市内に広がった。また、平塚商工会議所が1月、新スタジアムに関する提言書を市内団体と協力して市に提出する意向を本紙に示すなど、市内での議論が活性化していた。
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