地場食材で平塚と学校の魅力を伝えようと、平塚商業高校3年の武内碧さんと望月遥さんが「シイラのカレー春巻き」を開発した。(有)鳥仲商店(黒部丘)の協力のもと商品化にこぎ着け、ひらつかタマ三郎漁港で11月16日に行われる「地どれ魚直売会」で販売する。
同商品はミンチ状にした平塚産シイラとニンジン、キャベツをたっぷり使い、カレー粉と牛乳、チーズを加えて深いコクのある味に仕上げた。2人は「シイラの風味をしっかり感じる商品に仕上がった。大勢の人に味わってもらいたい」と声を弾ませる。
「課題研究」の授業で平塚と平商の魅力発信をテーマに選び、食べものに絞って今年春から地場食材を使った商品開発に乗り出した。多数の地場食材がある中で担当教諭の助言を受けて水産資源に目を向けた。「見た目が悪い」「鮮度が落ちやすい」などの理由で、特産品でありながら普及が進んでいないシイラの現状を学び、「知られていない物で魅力を伝えたい」とメイン食材に決定した。
販売開始となる16日に向け、武内さんは「市外から訪れる人に平塚と平商の魅力を知ってもらえる機会」と話し、望月さんは「商業ってなんだろうと中学生にも興味を持ってもらえたら」と期待を寄せた。同商品はシイラ入荷次第、鳥仲商店でも販売されるという。
平塚版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
はたちのつどい実行委員を募集3月14日 |