奏功平塚市は14日、2018年度の市民意識調査の結果を公表した。平塚市に住み続けたいという「居住意向」は前回調査に続いて8割を超えた。住み続けたい理由としては半数以上の市民が、温暖な気候や自然環境を挙げた。
2年に一度実施されるこの調査は、16年度に始まった平塚市総合計画に基づくまちづくり行政への評価にくわえ、居住意向や生活の満足感など、市民の意識を問うもの。無作為に抽出された満16歳以上の市民3千人を対象に6月1日〜22日に実施、1206件(40・4%)の回答を得た。
平塚市に住み続けたいかについて「住み続ける」と回答した人は2年前より1・3ポイント減の53・2%、「たぶん住み続ける」(33・3%)と合わせると0・2ポイント増の86・5%だった。20〜50代を中心に居住意向は強まり、20代は10・2ポイント増の67・1%と顕著な伸びがみられた。理由は「温暖な気候で海、山、川に囲まれ、自然環境が良い」が55・6%、「住宅の事情で」が31・2%だった。
「たぶん移転する」「移転する」は、0・9ポイント増の6・3%。移転意向は20代の22・3%が最多。理由は「仕事や学校へ通うのに都合が良くない」が28・0%を占めた。
生活の満足度は「満足している」「まあ満足している」が3・2ポイント増の71・1%。「やや不満である」「不満である」は3・2ポイント減の11・7%だった。
平塚市の誇りや魅力を感じる部分については「総合公園などの施設の充実した大きな規模の公園」が42・1%、「七夕まつりなど、まちぐるみの行事」が26・2%。年代別では、10・20代は行事、30〜60代は公園と意見が分かれ、70代以上は「災害や犯罪が少なく、安心して生活できる環境」が1位となった。
20代の居住意向が強まっていることについて、市の担当者は「定住促進を推し進めている本市としては、ありがたい傾向」とコメント。「子育て世代にむけた施策の充実や、SNSを活用した平塚の魅力発信などが少しずつ実を結んできたのでは」と分析している。
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