今年春のスギ花粉量が、例年よりもやや多く飛散する予測を県の自然環境保全センター(厚木市)が先ごろ発表した。
同センターは毎年11月に県北部(相模原市緑区)と県央部(厚木市・愛川町・清川村)、県北西部(秦野市・松田町・山北町)、県西部(小田原市・南足柄市・山北町の一部)の4地域・30カ所で各40本のスギを抽出。1本ごとの着花状況を点数化し、翌年春の花粉飛散量を予測して発表している。
スギ林30カ所で調べた着花点数の平均値は52・8点で前年の67・2点を下回ったものの、過去21年間の平均44・2点を上回った。県は調査結果から、県全体の飛散量は「やや多い」と予測。地域別では県西部で多く、県北部は少ない結果だった。
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