平塚市長選(4月14日告示、21日投開票)への立候補を表明している2氏の公開討論会が3月29日、ホテルサンライフガーデンで開かれた。
平塚青年会議所(常盤健嗣理事長)が主催、現職の落合克宏氏と新人の谷容子氏が政策テーマごとに論戦を交わし、会場に訪れた約200人の市民が熱心に耳を傾けた。
地域経済について谷氏は、経済の地産地消や地元企業優先発注などを施策に掲げ、「全国から若者を呼ぶ観光施策で賑わいを作る」などと話した。落合氏は六次産業化や見附台周辺整備について言及。地元優先発注は「市内本店の限定入札にも取り組みたい」と述べた。
教育では、落合氏はトイレの洋式化やタブレット端末の活用、放課後学習支援、学習支援補助員の拡充などに取り組むとした。谷氏は「学力が低いのが心配事。人間力を育てることも重要」とし、学校と家庭、地域、産業、行政の連携を訴えた。
中学校給食について、谷氏は(各校に調理場を整備する)自校式の学校給食を目指し、小学校給食は無償化すると主張。落合氏は任期4年で老朽化した共同調理所を集約した給食センターの建設を始めるとした。
討論会の最後に挨拶を求められた2氏。
落合氏は「良い流れを加速し、子や孫に確かな平塚をつなぎたい。財源を踏まえた実現可能な施策を約束したい。子育てや健康長寿のまちを目指し、国内に誇れる平塚市を作っていきたい」と思いを語った。
谷氏は「行政は様々なニーズにスピーディに対応できる組織にならなければいけない。私は長い間、地域の人と語り合ってきた。今後も市民の意見を政策に取り入れたい。私は変えることを恐れない」と述べた。
選挙戦は14日の告示を皮切りにスタートする。
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