大磯町特産の生食向け赤タマネギ「湘南レッド」の初出荷を前に、出荷規格の確認や出荷日を決める「目合わせ会」が、23日にJA湘南大磯支所で開かれた。大磯町内の生産者が「初物」を持ち寄り、県内の市場関係者らと今年の作柄や出荷時の注意事項などについて意見を交わした。
赤紫色の見た目が印象的な湘南レッドは、二宮町にあった園芸試験場で1961年に開発された品種。黄タマネギに比べて辛味や刺激臭が少なく、ほのかな甘みとシャキシャキとした食感を楽しめる。県の「かながわの名産100選」にも選定され、大磯町では11戸の生産者が栽培している。
「瑞々しさ味わって」
目合わせ会には生産者とJA湘南職員、出荷先の市場関係者が立ち会った。生産者はSサイズから3Lサイズまでの等級を示すスケールに実を当てながら、実の大きさや日焼けの有無、頭の部分の乾燥具合などを確認し、出荷規格や出荷時の管理方法などについて情報共有を行った。
また今年の生育状況から初出荷日を5月27日に決定した。週2回、平塚や小田原など県内5市場へ出荷される。JA湘南では7月上旬までに約10tの出荷を見込んでいる。
JA湘南路地野菜部会大磯支部湘南レッド部の簑島格造部長(81)は「今年は天候に恵まれ、やや大きめの瑞々しくて甘みのある出来になった。スライスして、トマトと一緒にオリーブオイルをかけて食べる方法がおすすめ」と話している。
湘南レッドはJA湘南の農産物大型直売所「あさつゆ広場」(【電話】0463・59・8304)などで購入できる。
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