関東高校陸上競技大会が14〜17日に茨城県で開催され、女子やり投で平塚学園高校の上野千寛さん（３年）が、女子１５００ｍで平塚江南高校の菅原優那さん（３年）が８月に沖縄県で行われる全国高校総体（インターハイ）への出場を決めた。
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やり投の上野さんは、１投目に投げた44ｍ92で３位に入賞。顧問の井上行雄教諭の「１本目をきちんと投げなさい」という教えを実践し、自己ベストを１ｍ近く伸ばす投てきで初の全国をつかんだ。「先輩たちは毎年全国に行っていて、『自分も行かないと』と思っていたのでホッとしました」と話す。小・中学校では野球に励み、姉・楓果さんの投てきに憧れ、同じ平塚学園でやり投を始めた。姉の高校ベスト・44ｍはすでに超え、全国を決めたときも「おめでとう」と喜んでくれたという。全国の目標は「自己ベスト更新と45ｍ以上投げて決勝進出」。渾身の１投目に期待がかかる。
１５００ｍの菅原さんは、昨秋の新人戦以降伸び悩んだが、予選で自己ベストを３秒以上更新する４分27秒94を記録。決勝では、失速しがちなラスト１周を「スパートがかけられた」と６位に滑り込んだ。得意の３０００ｍでは全国出場は叶わなかったが「せっかくいただいた機会。大事にしたい」と、全国では予選から勝負をかけ４分20秒台前半を狙う。共に全国を目指した双子の妹・優衣さんは８００ｍで８位入賞するも全国には進めなかった。「体力は私の方がある。でもスピードは８００ｍが得意な優衣を目標に練習してきた」と妹の存在も力にして、沖縄で勝負に挑む。
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