2020年春に飛散するスギ花粉量は例年並みであるとの予測を神奈川県自然環境保全センター(厚木市)が発表した。
同センターは毎年11月、県北部(相模原市)と県央部(厚木市・愛川町・清川村)、県北西部(秦野市・松田町・山北町)、県西部(小田原市・南足柄市・山北町の一部)の4地域・30カ所で調査を実施。各40本のスギを抽出し、1本当たりの着花状況を点数化、翌年春の花粉飛散量を予測して発表している。
今回調査した着花点数の平均値は45・7点で前年の52・8点を下回ったが、過去22年間の平均44・6点を上回った。スギは冷夏であると雄花の着花が少なくなる傾向にあるが、昨年7・8月の日照時間が平年比84%だったのに対し、気温は同108%と高かった。
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