病払う魔除けの赤相州だるま鋭意制作中
東八幡の荒井だるま屋では、現在も年末の需要期に向け、大小さまざまなだるまを製作している。
同店の荒井星冠さんによると、だるまの広まりは江戸時代、天然痘が流行したことに由来するという。当時最も恐れられていた病に対し、庶民はだるまで願掛けを行っていた。だるまの赤は「達磨大師」の赤い法衣にちなんでおり、魔除けの力があるとされている。また、倒れても起き上がるだるまに「病床の人が回復する」という願いも込められている。
同店には、大学運動部から注文を受け作った必勝祈願だるまなどが置いてある。「例年取りに来られるが、今年はまだ。影響を受けているのかもしれません」と星冠さん。「この状況下で、うちができることは、ひたすら暮れに向かって作り続けること」と今日も筆をとる。
職人技 紙面で見学
同店では現在、6号だるまを制作中。相州だるまの特徴でもある目廻りのラメをつける作業を動画で見学できる。
今後、制作するだるまのサイズを大きくしていき、年末までに高さ約50センチの20号を制作するという。
新しいものに出会うとき絵本講師 内田早苗さん
市内で絵本カフェ「きいろいおうち」を運営する株式会社きいろいおうち代表で、絵本読み聞かせ講師の内田早苗さんは、外出自粛期間の今を「忙しいときには手を付けられない、新しいもの、知らないものに出会う時間にしてみては」と提案する。
内田さんは子どもの興味や反応を観察しながら本に親しむ「待ち読み」を提唱している。「子どもがいくつであっても、赤ちゃんなら赤ちゃんの、思春期なら思春期なりの、その年齢ごとの大変さが子育てにはある。そんな中で、絵本を読んだ時間は、確実に子どもと過ごした時間。私はたくさん愛情を注いだんだと思えることが、自信になりました」。内田さんの待ち読みの提案やエピソードはブログでも紹介されている。
待ち読み提案 動画で
本紙読者向けに内田さんに紹介してもらったのは川端誠さんの絵で楽しむ落語絵本シリーズ(出版・クレヨンハウス)。『じゅげむ』や『まんじゅうこわい』などの落語を見て読んで楽しめる。「落語家ごっこで読み聞かせし合うなど、声に出して読むことで子どものエネルギー発散にもなります。私は『めぐろのさんま』が好きです」と話していた。内田さんの活動については「きいろいおうち」HPで確認を。
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