幸町で刺しゅう店「ソーイン・ジャック」を営む若野隆生さん(68)が、3回目の宇宙飛行に挑戦中の野口聡一さんに自作のワッペンを仲間と寄贈した。2人はボーイスカウトでつながる縁。9日に記者会見に臨んだ野口さんの胸には若野さんが制作した真新しいワッペンが着けられていた。
日本ボーイスカウト神奈川連盟で西湘地区副協議会長を務める若野さん。野口さんは学生時代に茅ヶ崎第2団のボーイスカウトに所属しており、江南地区(当時)の活動で知り合った。
その縁で若野さんは初飛行の2005年には茅ヶ崎の「えぼし岩」をデザインしたワッペンを制作して寄贈。2回目の宇宙船搭乗時にもワッペンを送っている。
今回は野口さんの要望で搭乗する宇宙船の愛称「レジリエンス」の名を入れたデザインに。刺しゅう業40年以上の経験を活かし、目に見えない手作業の技術を注いだ。搭乗員4人分のワッペンをつくり10月下旬に米国に送ったという。
若野さんは「野口君が記者会見で訓練服に着けてくれたのを見た。もしかしたら宇宙でも着けてくれるかもね」と誇らしげに語った。
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