平塚市消防は4日、市内で2020年に発生した火災・救急・救助の件数を発表した。救急は前年比12%減で、増加傾向から一転、減少に。新型コロナによる外出控えなどが影響していると見られる。
救急件数は前年比1905件減少(約12%減)の13364件。全国的に見ても右肩上がり傾向の前年から一転して減少していることから、昨年4月の緊急事態宣言で外出を控えたこと等により怪我や事故が減った可能性が考えられる。消防担当者は「新型コロナの流行が始まった当初は、インフルエンザのように出動件数が増えると想定していたので、予想外ではあった」と振り返る。
火災は前年比約82%増の51件。昭和20年代以来の少ない件数だった19年に比べると、23件増えた。消防担当者は「劣化した電気コードや、タコ足配線、電気製品のコードを折り曲げて使用していることなどが火災原因として多い傾向。家にいる時間が長い今こそ見直しを」と呼びかける。
救助件数は前年比17件減少(約9%減)の177件。そのうち水難救助は4件で、前年比11件の減少(約73%減)だった。20年は県内の海水浴場の開設が見送られたほか、海や浜辺への立ち入り制限は設けなかったものの、遊泳自粛を促す看板が設置されていた。
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