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特別インタビュー 落合流、派手さより着実に 市長就任10年を振り返る

政治

掲載号:2021年7月1日号

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本紙の取材に応じる落合克宏平塚市長=6月9日・市長室
本紙の取材に応じる落合克宏平塚市長=6月9日・市長室

 落合克宏平塚市長が今年4月末で市長就任10年の節目を迎えた。タウンニュースではインタビューを行い、これまでの市政運営の歩み、コロナ禍のかじ取りなどについて聞いた。聞き手/タウンニュース平塚編集室・山田洋平=6月9日・平塚市役所市長室

原点は「動かせ」

 ――今年4月で市長就任10年を迎えました。1期目から現在まで、テーマなどがあったらお聞かせください。

 「私は元平塚市職員で、市議も務めました。平塚ってすごく良いまち。より具体的に、責任を持ってまちづくりに携わりたく、市長選に立候補しました。10年前の2011年4月に初当選した時のキャッチコピーは『動かせ、平塚。』。平塚市は人口減少傾向になっていた。経済を動かし、まちの元気をつくっていきたい、という想いがありました。そして、七夕まつりの継続です」

 ――東日本大震災の直後でしたね。

 「前市長の大藏さんが七夕まつりの中止を宣言していました。七夕は平塚の伝統のまつり、平塚の復興のまつりです。歴史を途切れさせたくない、という関係者の切実な声をたくさん聞きました。なんとか開催したい。警備の問題がありますので、当選後すぐに平塚警察署に出向き当時の署長に直談判して協力を取り付けました。

 2期目のテーマは『選ばれるまち・住み続けるまち』です。やはり人口減が課題。まちの魅力を広くPRするためシティプロモーションを仕掛けたのはこの頃です」

 ――昨年に行われた国勢調査で、平塚市は人口増に転じたようです。

 「昨年、不動産会社の調査による住みやすいまちランキングのシニア部門で2年連続3位に入りました。子育てのしやすさだって他市より優れている。子育てでもランクインしたいですね。2期目では圏央道が開通し、国道134号の4車線化、そしてららぽーとの出店。ハード面の整備が進みました。その一方で、産業振興、子育て、高齢者、防災の4項目を重点とした新たな総合計画を策定しました」

 ――3期目の2年が経過し、折り返しです。公約の進ちょく状況は。

 「3期目は『たしかな平塚を。』がテーマ。総合計画の4つの項目を充実させていきます。待機児童は今年、5年ぶりにゼロを達成しました。病児保育も実現。中学校の完全給食は、24年に実施できる目途が立ちました。見附台の再整備では、新しい文化芸術ホールが来年誕生します」

 ――どのような10年でしたか。

 「私はどちらかというと実務的で派手なことはできません。生まれ育ったまちのために、確実に着実にまちづくりの歩みを進めた10年でした。もちろんご批判もいただきますが、大きく平塚市全体のことを考えての施策です。1期目は大神ツインシティのまちづくりで反対もありました。しかし、県内最大級のイオンの出店が決まっており、税収は年間10億円を見込みます。投資したコストは数年で回収できるでしょう。いずれ県土の中心的なまちになることを期待しています」

時には思い切って

 ――コロナの影響はいかがでしょうか。

 「ここまで世の中が変わるとは思いませんでした。基本は市民の命と健康を守ることが最優先。そして平塚は経済のまち、経済をまわすことを忘れてはいけません。私が市長に就任して市債(借金)を30億円減らし、財政調整基金(貯金)を16億円積み増しました。それを思い切ってコロナ対策に投じました。もうひと踏ん張りです。ワクチン接種を加速し、市全体では7割接種完了を目指します」

 ――10年間変わらない市政運営の考え方は。

 「持続可能なまちづくりを進めることです。日本の人口は減っていきます。ルーティンの、定型の行政サービスだけしていてもだめ。平塚はこの10年で積み重ねてきた施策が徐々に形になって現れていると感じます。ポストコロナを生き抜くためには、行政・教育・経済のデジタル化など思い切った改革も必要。時代は大きな変革期に入っています。初心に帰り、将来に向けて平塚のまちを動かしていきたいです」
 

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