平塚版 掲載号:2021年8月26日号 エリアトップへ

ひらつか災害ボランティアネットワークの代表を務める 斎藤 明良さん 見附町在住 72歳

社会

掲載号:2021年8月26日号

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ボラ活動は一期一会

 ○…国内の様々な災害現場でボランティア活動に参加し、2019年からひらつか災害ボランティアネットワークの代表を務める。9月8日には災害支援の現状と防災について話すまちづくりミーティングを予定していたが、緊急事態宣言を受け延期に。「コロナで活動は制限されますが、ICTの活用など新しい動きも勉強しています」と前を向く。

 ○…同会の設立は阪神淡路大震災後の01年。自身は、会社をリタイアしたタイミングと重なったこともあり、東日本大震災時に初めてボランティア活動に参加し、その流れで同会に入会した。長年北海道で勤めていたことから、東北には取引先などもあり思い入れが強かった。「まずは1週間、衣食住をすべて持っていこう」と被災地へ。

 ○…それから2年半に渡り、大槌町の仮設住宅を訪問し、悩みや困り事を聞いて回った。健康に問題のある人、法的な手続きが必要な人など悩みは様々。「私が解決できないことも多いので、専門家への橋渡しをしました」と話す。「ボランティア活動は一期一会。被災された方から『早くボランティアの姿が見えないまちになりたい』と言われたことは印象に残っています」。

 ○…横浜生まれ。漁業関係の仕事に就き、北海道で長く過ごした。「住みよさそうだと思って」と平塚へ越してきたのは11年ほど前。「『備えあれば憂いなし』というように、災害を他人事ではなく自分のこととして捉えてほしい」。これまで、いろいろな被災地を見てきた経験から、「道路や街並みはきれいになっても、完全に人が戻るところは少ない。本当の意味での復興は難しい。少しでも力になれたら」。穏やかな口調ながらも、胸に秘める熱い思いを感じた。
 

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