市内で不登校やひきこもり改善支援に取り組むNPO法人ぜんしん(柳川涼司理事長)が10月31日、「農業体験を通した自立支援振り返りミーティング&お米の試食会」を崇善公民館で開催した。
平塚市や地元農家と協働して昨年から始まった農業体験。参加者は米の育苗、脱穀後の袋詰めなどを行っていた。振り返りでは体験を踏まえた作業手引書の作成や、初めてアルバイトとして就農した男性の事例を紹介。男性はトマトやキュウリの収穫を行い、「慣れるまでは大変だったが、今では農家の方からお墨付きをもらえるようになった」と振り返った。
その後、参加者が生産に携わった米の試食会を実施。参加者の女性は「甘味があって美味しい。体験を通して生命科学にも関心を持ったので学びにつなげたい」と話した。
同事業は市との協働事業としては今期で終了するが、継続的に実施していく。柳川理事長は「先輩たちが後輩を育てていくという循環を作りたい。地元農家としっかり信頼関係を築いていけたら」と思いを語った。
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