平塚農商高校3年生の生徒が平塚の特産品を若い世代に広めようと、11月5日に開催された同校の文化祭で鳥仲商店(黒部丘)と共同開発したシイラを使ったホットドッグを販売した。
チームはリーダーの相原実桜さん、小西美羽さん、岩本咲季さん、中島大輝さんの4人。6月から鳥仲商店のアドバイスを受けながら就活などの合間を縫って打ち合わせを重ね、5度の試作の末に完成。価格設定や商品の包装まですべて生徒が企画した。
文化祭当日は唐揚げ、ヤンニョム、南蛮、カレー味の4種で約80食を用意。校舎の奥まった場所にあったにも関わらず開始1時間足らずで完売した。相原さんは「シイラを知らないお客さんも多かった。若い世代にシイラの魅力が広がってくれれば」と話した。
同校と地元商店のコラボレーションはシイラが平塚の特産品として認定された2018年からスタート。過去に考案されたメニューは今も鳥仲商店の店頭に並んでいる。
同店の鈴木崇専務は「若い世代が関心を持ってくれてうれしい。自分たちも刺激をもらっている」と話し、高橋礼之助担当教諭は「企画は思った通りに進まないことの連続。課題解決に向けて粘り強く努力できる力が身に付けば」と語った。
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