――明けましておめでとうございます。昨年はどのような年でしたか。
「新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。昨年はアフターコロナとなり、商工会議所は持続可能で強靭な平塚の経済を確立するため『まちを元気にする商工会議所』をスローガンに湘南の中核都市として努めてまいりました。住みたくなるようなまち、企業が健康経営できる環境づくり、市外からも資本投資されるような魅力あるまちづくりを目指した事業展開です。
特に、これまでの地元製造業を中心とした『湘南ひらつかテクノフェア』や商業者による『平塚商業まつり』を集約し、企業展示・店舗出店や会員大会、記念講演会、女性会のチャリティーコンサート、青年部の一般公開セミナーなど会員事業所のパワーを結集して『第1回ひらつか産業フェス』をひらしん平塚文化芸術ホールと見附台公園で開催。コロナ感染症による景気低迷から脱却し、地域に元気と活力を呼び起こすことを目指しました」
――平塚駅前の再開発も注目されています。
「郊外にイオンのアウトレットモールが昨年4月下旬にオープンし、ららぽーとの大型商業施設もあり、当市の魅力アップが図られております。その一方で地域の商店街や特に駅前中心商店街は事業所数や商業の売り場面積が大きく減少し賑わいを失いつつあります。居住地としての駅前なのか、人が集い交流し賑わいを生む駅前なのか。当市は岐路に立っていると感じています。当所としては再開発等による都市再生を強く望んでいます。当所の委員会『平塚駅周辺再開発構想会議』による活動に加え、行政においても平塚駅周辺地区の将来のあるべき姿を共有し、民間の投資意欲を高め敷地の共同化推進などにより持続可能なまちづくりを実現する動きが出てまいりました。さらに、この機運を高めてまいりたいと思います。
――ベルマーレの新スタジアムについては。
「当市の財産でありますベルマーレのスタジアムの課題についても当所委員会やサポーターが中心となり署名を集め行政に提出しました。プロスポーツがホームとして活躍する街の魅力を再認識し、チームや行政そして市民や団体・企業が其々にできることを考え、連携して解決に向け取り組んでまいります」
――今年の抱負をお聞かせください。
「もう一つの商工会議所の役割である中小企業・小規模事業者の経営基盤の強化を図る相談所業務も強化を努めています。特に創業支援や円滑な事業承継にも注力し、企業の経営課題に細かく対応してまいります。
今後も取り組むべき課題は多々ありますが、会員事業所をはじめとする地元企業の皆様と商工会議所役員・議員等が一丸となって、行政や関係機関とも連携し、産業振興と地域活性化に向けて力を尽くしてまいります」
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