平塚競輪場の外側通路に、巨大な壁画がお目見えした。デザインの原画は、平塚市内で障害者就労施設を運営するスタジオクーカの利用者が考案。2月8日の仕上げ作業では、競輪場職員やクーカのスタッフが見守る中、利用者が刷毛で丁寧に色を塗っていった。
同競輪場がアートを通じて来場者をもてなそうと、多方面で創作活動を行う作家を擁するクーカに壁画を依頼。所属作家のTAIYOさんとKodai Iwawakiさんの原画をもとに、外部アーティストの協力を得てクーカ職員が1月初旬に壁面に描いた。
TAIYOさんのデザインは、競輪場のテーマカラーである青、白、黒の3色を使用。大小さまざまな円を細い線でつなぎ合わせ、人と人とのつながりや豊かな暮らしをイメージしたという。Kodai Iwawakiさんは、車輪を模したカラフルな円形の模様で自転車とユニフォームの色合いを表現した。
壁画は高さ3メートル、幅はそれぞれ20メートルと10メートルに及ぶ大作。8日に完成を迎えた作品を前に、Kodai Iwawakiさんは「楽しかった」と満足そうな顔を見せた。
同競輪場には平塚市出身のアーティスト・オノルイーゼさんが描いた作品もあり、職員は「8月にはオールスター競輪もあるので、多くの人に競輪場のアートを楽しんでもらえたら」と話した。
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