代官町の青柳児童公園にある「あおやぎ児童図書館」の建て直しが完了し、5月11日と12日に地域住民へのお披露目会が行われた。
同館は1970年に設立。耐震性や老朽化が問題視され、2020年から再建設する案が出ていたが、新型コロナウイルスの影響で着工が遅れていた。代官町の自治会60周年記念事業として、昨年本格的に建て直しが決まった。
館内は児童書や絵本、漫画など約300冊の本が置かれているほか、プロジェクターを完備する予定で、DⅤDの視聴もできる。同町自治会長の杉山善弥さんは「これまでは自治会の会議で多く使用していた。今後は地域の子どもたちが使える機会を増やしたい」と話す。地域コミュニティの場としての利用も推奨しており、「世代を問わず足を運んでほしい」と呼び掛けた。
地元の人たちの協力
入口の看板は、平塚市在住の絵本作家・西野沙織さんが制作。緑色の屋根や公園の雰囲気に合わせてデザインした。「たくさんの子どもに来てもらえるような、親しみやすい看板を考えた」と思いを語った。
建設したのは同町に事務所を構える西山建設(株)(西山厚代表取締役)。耐震性を高める基礎の強化や、車いすでも入りやすい「みんなのトイレ」の設置など、バリアフリー化にも力を入れた。西山代表は「地域のために尽力できてうれしい」と話す。館内南側には公園を見渡すことのできる大きな窓を設置し、外で遊ぶ子どもたちを見守ることができる工夫も。
現在市内には、南側エリアを中心に児童図書館が7カ所ある。
|
|
|
<PR>
平塚・大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|