800枚の太陽光パネル設置 循環型社会の深化目指す
平塚市片岡に太陽光発電所「平塚さんふぁーむ」が完成し、2月27日に稼働を開始した。発電能力は200kWで、地上設置型としては大磯町・二宮町・茅ヶ崎市を含めた平塚広域圏で最大規模となる。
この太陽光発電所は(株)あいエナジー(平塚市、相原清社長)が総工費約7千7百万円をかけて建設したもので、約2千5百平方メートルの敷地に800枚の太陽光パネルが設置されている。
同社は自然エネルギー(再生可能エネルギー)で発電した電気を、電力会社が20年間にわたって全量買い取りすることを義務付けた「固定価格買取制度」を活用。遊休化していた土地の農地転用許可を経て、竣工にこぎつけたという。
年間の予想発電量は約21万3千kWhで、周辺の約60世帯分の消費電力を賄うことができる。CО2の削減効果は年間約6万7千tを見込む。今後は外構工事のほか、パネル周辺に菊などを植えて環境整備も進めていく意向で、4月中旬には見学会も予定している。
平塚さんふぁーむが位置する金目地区は、平塚市の中でも豊かな自然が残されているところ。同社では、環境・文化保全の市民グループ「エコミュージアム金目まるごと博物館」や地元住民らと協力し、同施設を平塚の魅力アップにつなげていく考えという。
同社の相原社長は「他の市町村と比べて、平塚の再生可能エネルギーに対する取り組みは遅れている。この施設が地域で活かされ、循環型社会を深化させるための一助になれば」と話している。
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