県動物保護センター 犬の殺処分ゼロを記録 施設開設以来初めて
県動物保護センター(土屋401)で2013年度の犬の殺処分数がゼロになった。これは1972年に施設が開設されて以来、初めてのこと。
同センターによると、もともと収容数、殺処分数ともに年々減少傾向にあったという。小学校や幼稚園に出向いてふれあい教室を開催するなど啓発活動を続け、県民の動物愛護意識を高めたことが今回の結果につながったとしている。
また、多くのボランティアが収容した動物の譲渡先探しに協力したことも要因として挙げている。同センターの秋山雅彦さんは「収容数が減って、譲渡数が増えれば殺処分も減る。ボランティアの努力の積み重ねがあったからこそ」と感謝する。
その一方で「殺処分ゼロだからといって容易に飼い犬を手放す人が増えればゼロを継続するのは難しい」。今後も啓発活動、ボランティアとの連携に取り組み、飼い主としての責任を訴えていく。
収容犬・猫の引き取り希望者対象の譲渡会は毎月第3金曜日に行われている。譲渡会参加には、事前に飼育講習会を受講することや、65歳以下の成人であることなど6つの条件がある。問い合わせは同センター【電話】0463・58・3411。
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