ベルマーレ 初黒星後の貴重な勝利 今季最多の大観衆が後押し
前節の愛媛戦でついに連勝が途絶えた湘南。心機一転、再び上昇気流に乗りたい選手らを後押しするかのように、今季ホーム戦で最多となる1万2400人の観客がShonan BMWスタジアム平塚に詰め掛けた。
湘南は序盤から東京ヴェルディを圧倒。これまで好調を支えてきたスタイルを改めて確かめるかのように、ボールを奪えば前を向き、縦にパスを送っては人数をかけて攻め込み、次々とシュートの山を築いていく。だが、前半は守りに徹する相手の守備網を崩すには至らなかった。
後半には選手交代を機に攻撃の息を吹き返した東京。前半は皆無に等しかったピンチも招いたが、64分、ついに湘南が均衡を破る。前半にポストを叩くおしいシュートを放っていた菊地俊介が、菊池大介とのワンツーから相手GKの股を抜く技ありシュートでネットを揺らした。
この1点を守りきり、初黒星後の大事な一戦で手堅く勝利を収めた湘南。これまでの複数得点による勝利と比べれば多少派手さには欠けるが、それでも愛媛戦の敗戦を糧に改めて湘南スタイルの価値を実感できた貴重な勝ち点3だった。
次節は6月7日、敵地でカターレ富山戦、14日にホームでカマタマーレ讃岐と対戦する。
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