親子と学生田植え体験 里山復活めざし
市内土屋にある、谷戸田と呼ばれる丘陵地の谷あいの水田で8日、市民と大学生らが田植を行った=写真。市民グループ里山をよみがえらせる会(荒井啓三会長)と神奈川大学、東海大学、市が連携する交流事業「市民と大学生による里地里山再生プロジェクト」の一環。親子連れの市民など72人が集まった。
参加者は緑に囲まれた里山ののどかな風景の中で、もち米とうるち米の苗を丁寧に植え込んだ。作業後は同会の女性メンバーが昨年収穫した米を薪で炊いた御飯とフキの煮物、漬物などがふるまわれた。ジャガイモ掘りの体験もあり、子どもたちは沢蟹や蝶を観察して自然と触れ合った。
家族4人で参加した小学1年生の女児は「田んぼの中はグニャグニャして温かった。美味しいお米ができるといい。ドドメを摘んだ」と手のひらの桑の実を見せた。
今後は7月に水田の草取りを行い、10月に稲刈りと脱穀をする予定。「前日の雨が止み、無事に田植ができてほっとした。農作業はタイミングが重要。稲に絡み付く草に負けないよう、夏には草取りをしなければ」と荒井会長。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>