神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
平塚版 公開:2014年7月17日 エリアトップへ

「戦争の犠牲は市民」 平塚空襲の体験者語る

公開:2014年7月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
空襲の体験を語る江藤さん
空襲の体験を語る江藤さん

 7月12日から8月16日までを平和月間に定めている平塚市は、平塚空襲の体験を聞く会を四之宮公民館で12日に開催した。「平塚の空襲と戦災を記録する会」の江藤巌会長(81)と杉山喜一さん(82)が空襲で家族を亡くした体験を語り、市内外から集まった約70人が耳を傾けた。

 当時13歳だった杉山さんは空襲警報に飛び起き、家族7人で隣の寺の境内へ逃げた。しかし、姉妹のもとに焼夷弾が落ち、妹は炎に包まれ、姉が腕を負傷。翌日、リヤカーに妹を乗せて病院を探したが、治療を受ける前に妹は息を引き取った。杉山さんは「戦争は兵隊だけでなく、大勢の人が犠牲になる。我々が声を上げて戦争のない日本にしていかなければ」と訴えた。

 5人兄弟姉妹の江藤さんは防空壕へ逃げ込んだ際に青白い閃光が走り、大やけどの重傷を負った。意識が戻ったのは1週間後。一晩で姉妹弟3人を失った。「身内が『私たちの死を無駄にしないで』と言っている気がする。平和を自ら築いていくことが必要」と述べた。

 親子で訪れた佐々木悠斗くん(大野小学校5年)は「爆弾のやけどでおでこの皮がむけた話にびっくりした。戦争はやってはいけないと思った。いろんな国が仲良くしてほしい」と話した。

 平塚空襲があったのは1945年7月16日の深夜11時32分から17日午前1時12分まで。B29爆撃機から44万7716本もの焼夷弾が投下され、505人が死傷、街は焼野原となった。

平塚版のローカルニュース最新6

川合会長らが市長表敬

川合会長らが市長表敬

ビーチバレー平塚大会

5月2日

大小200匹が舞う

大小200匹が舞う

鈴川鯉のぼりまつり

5月2日

ジュニア空手で全日本V

ジュニア空手で全日本V

山城中2年 鈴木芽衣さん

5月2日

よさこい祭りを桟敷席で

よさこい祭りを桟敷席で

抽選でペアチケット

5月2日

避難所の「トイレ事情」は――

平塚市

避難所の「トイレ事情」は――

障害者などへの配慮進む

5月2日

木造住宅無料で耐震相談

木造住宅無料で耐震相談

市役所で5月14日から

5月2日

MADOショップ平塚真土店

断熱窓リフォームに、今年も国から補助金あり!

http://kobayashikenso.co.jp

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

平塚版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

平塚版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook