神奈川大 囲碁で地域住民と交流 授業最終回でペア対局
今年4月から授業に「囲碁」を取り入れている神奈川大学の学生が18日、土屋地区の囲碁愛好家と土屋公民館でペア対局を行った。
授業科目名は「日本の伝統文化と地域連携」。日本棋院のプロ棋士・青木紳一九段が講師を務め、経営学部と理学部の1年生25人が半期15回で囲碁のルール、打ち方、実践、平塚の歴史と囲碁の関係などを学んだ。対局は授業の最終回で、囲碁を通じた地域交流を目的に実施された。
市は、桃浜町で若手棋士を育成する道場を構えた木谷實氏の特別展を1996年に開催。翌年から囲碁文化振興事業を開始し、「星のプラザ」開設、囲碁まつり、年間通しての囲碁教室などを行っている。神大は今年度のカリキュラム改革で、近年授業に取り入れる大学が増えており、地元が「囲碁のまち」を掲げていることから導入を決めた。
対局に挑んだのは、学生代表の中林楓さん・中山弘貴さんペア、地区住民の江田博司さん・高杉純生さんペア。戦いは両者互角の状態が続き、静まり返る会場の中でパチンという石音と青木講師の解説が響いた。終局後、「緊張しました」と中山さん。江田さんは「素直ないい手があって、感心しました。楽しく打てた」と感想を述べた。
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