芸名は付けず、本名。ゆかりの銘は「誰からも愛される人になってほしい」と父が名づけてくれたものだ。ファンからは愛情を込め「ゆかりん」と呼ばれている。中学2年生で本格的に芸能界デビューし18年、現在32歳。女優・声優として、ますます輝きを増している。
穏やかで笑い上戸。小さい頃は恥ずかしがり屋だった。今では「誰かを楽しませることが好き。役を通じて成長できる」と屈託のない笑顔で話す。いつも仕事には全力投球。「役に入り込んで、服装や性格が影響されちゃう」と照れた様子。デビュー当時から福井さんをサポートする、所属プロダクション、株式会社ケイハイブ取締役の堀川和寿さんも「彼女の魅力は、不器用な所。何事にも真剣に向き合う」と評する。
ガンダム「Gレコ」メーンキャラ
昨年から今年にかけ放映されたアニメ『Gのレコンギスタ』のメーンキャラクター、謎の女パイロット「ラライヤ・マンディ/ラライヤ・アクパール」の声優を務めた。国内外問わずファンの多い、ガンダムシリーズの35周年という節目を迎えての話題作は、アニメファンに限らず多くの人の注目を集め、最終回直後の4月に再放送が決まった(TOKYO MX・火曜・22時29分〜放送他)。
「嵐の様」な収録現場を「お芝居の楽しさを再認識。人として大切なことに気付かされたお仕事でした」と、一つ一つ言葉を選びながら振り返る。真剣に取り組むあまり、演じる時、役の心情など考えすぎてしまうことが多いそうだが「考えすぎて、富野由悠季監督に肩を揺さぶられながら『あなた自身で、考えず、等身大のこの体で演じて!』と喝を入れられちゃいました」というエピソードも。
自他共に認める「チョコレート好き」。中でも思い入れの深い「ビックリマンチョコ」のファン代表として、今年の同商品30周年キャンペーンに参加している。
また、福井さんが声優として注目を集めるきっかけの一つとなった「トップをねらえ2!」主役キャラとして、人気ゲームシリーズ「スーパーロボット大戦」最新作に出演。活躍の場は増す一方だ。
仕事での疲れを癒すのは、生まれ育った平塚の街で家族と過ごす時間。幼い頃シロツメクサの冠作りを楽しんだ鈴川など、自然を肌で感じることで「また元気が湧いてくる」という。「私にとって平塚はかけがえのない所。もっと成長してお世話になった方に恩返しがしたいです」と、とびっきりの笑顔を見せた。
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