振り込め詐欺の被害者が現金を渡そうとしたのは、無関係の病院職員―。平塚警察署は8日、振り込め詐欺を未然に防いだ平塚済生会病院の笠原満さんに感謝状を贈った。
被害男性は、息子をかたった犯人から「金が必要になった。上司に金を渡してほしい」と電話を受け、6月10日夕方、立野町の公園におびき出された。偶然公園にいた笠原さんは、息子の上司と勘違いした被害男性から声をかけれられ、不安そうな被害男性の言動を不審に感じて警察署へ通報。駆けつけた署員の調べで振り込め詐欺だと分かったという。
笠原さんは「被害がなくて良かった。家族を思う気持ちを利用するなんて悪質だと感じました」と話していた。
金融機関も水際阻止
市内では6月、4カ所の金融機関でも振り込め詐欺を水際で防ぎ、平塚署から感謝状が贈呈された。
表彰を受けたのは、平塚御殿郵便局の加藤憲雄さん、平塚山下郵便局の長島佳代さん、湘南農業協同組合土沢支所の沼田美幸さん、平塚信用金庫須賀支店の石黒香奈子さん。4機関は、現金の振り込みや引き出しのために来店した被害者に使途を尋ねるなどして、振り込め詐欺につながる金銭の授受を阻止した。
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