平塚出身の力士、朝弁慶(26)=本名・酒井泰伸、高砂部屋=の新十両昇進が9月30日、番付編成会議で決定した。関取の誕生は県内で22年ぶり。市内からは江戸時代に活躍した関脇・江戸ヶ崎源弥以来、約200年ぶりとなる。
朝弁慶は2007年3月に高校卒業後、湘南高砂部屋後援会の紹介で同部屋に入門。同年3月場所では本名から名付けられた朝酒井の四股名で初土俵を踏んだ。09年5月場所から朝弁慶に改名し、8年間の下積み生活を送った。
今年、幕下25枚目で迎えた初場所から4場所連続で勝ち越し。西の幕下筆頭で迎えた9月場所も「湘南の重戦車」という愛称を体現するような、巨体を生かした押し相撲で勝ち越し、新十両の座を獲得した。朝弁慶は「実感はわかないが嬉しい。地元に良いニュースを届けられるよう頑張りたい」と意気込んだ。
湘南高砂部屋後援会の相原光治会長は、待望の知らせに「関取になれば責任も、期待も大きくなる。一層精進して活躍してほしい」と、喜びの声をあげた。
同会は、十両昇進を祝い、土俵入りの際に関取が身に着ける化粧まわし贈呈のための募金を市内から集めている。海と富士山をモチーフにした湘南らしいデザインのものを作成中で、11月に実施される九州場所でお披露目される予定だ。
問い合わせは同会事務局(中村さん)【電話】0463・21・1608へ。
平塚版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>