今年12月に開催されるNPB12球団ジュニアトーナメントに出場する横浜DeNAベイスターズジュニア(鈴木尚典監督)の最終メンバー18人がこのほど発表され、富士見小学校6年の高橋琉士君(11)が選ばれた。全国の小学6年生およそ660人が挑んだ狭き門を、高橋君は見事に突破してみせた。
ジュニアトーナメントはセ・パ12球団がそれぞれ全国の小学5〜6年生の中から18人を選抜して日本一を競い合う。2005年から毎年開催され、ベイスターズジュニアは6年生のみの編成で戦ってきた。チームのOBには松井裕樹(楽天)、高城俊人(DeNA)などプロ選手も数多い。
兄の影響で3年生の時、所属する富士見ホームランズ(中戸川泰彦監督)で軟式野球を始めた。50m7秒台の俊足にくわえ、最速108キロを投げる左腕も魅力。チームでは副主将を務め、背番号「1」を背負う。
1日、横浜市内で行われた千葉ロッテマリーンズジュニアとの練習試合では、第1試合に先発投手として登場。毎回三振を奪う力投で3回を無失点。続く第2試合では中堅手でスタメン出場し4打数1安打、1盗塁。走・攻・守の活躍で首脳陣にアピールした。今後、土日を中心に全体練習が続き、12月の本大会に挑む。ベイスターズジュニアの過去最高は3位。「チームに入ることができなかった選手たちの分までしっかり取り組むことが一番大事」と自分を律しながら、頂点を見据えている。
横浜高校で甲子園へ
野球を始めるきっかけとなった兄の礁也さん(15)は今夏の県予選で16強入りした平塚江南高校でプレーを続けている。間近で感じた高校野球はあこがれの舞台そのもの。「中学でも野球を続けて、横浜高校に入れるだけのレベルになりたい。甲子園のマウンドで投げてみたいです」と夢は膨らむばかり。
あこがれの選手は日本ハムファイターズの「二刀流」大谷翔平選手。「投げることができて、打つこともできる。そういう選手に自分もなりたい」。貪欲に目標を掲げ、地道に努力を積み重ねている。自身の野球人生に1つの悔いも残さぬよう、目の前の練習に全力を尽くす。
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