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平塚版 公開:2016年10月20日 エリアトップへ

歴史的な名場面を焦げ跡で描き出す ひょうたんにアート施す 纏在住の植原さん

文化

公開:2016年10月20日

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製作中のひょうたんを持つ植原さん
製作中のひょうたんを持つ植原さん

 秋に収穫を迎えるひょうたんを使ったアート作品を市内纏在住の植原豊さん(75)が製作している。ひょうたんは全て植原さんの自宅で栽培したもので、大小さまざまな形を生かし、迫力ある龍や坂本龍馬、美空ひばりなど著名人が繊細なタッチで細部に渡り表現されている。

 植原さんがひょうたんアートを始めたのは10年ほど前。テレビ番組で紹介されていたのを偶然見つけたのがきっかけだ。電気で熱したペン型のコテを使い、表面を焦がして図柄を描いていく。植原さんは「ひょうたんは時間が経つと茶色く変色してしまう。綺麗に保存するために絵付けを始めたら凝ってしまった」と目を細める。

 1979年、松延小学校が開校した際に公募された校章に、植原さんのデザインが採用されるなど、もともと絵を描くことが趣味だという植原さん。器用な手つきで焦げ跡の強弱をつけ、絵柄の濃淡や奥行きを表現していく。ひとつとして同じ形がないひょうたんだからこそ、形を生かそうとアイデアをひねり出す。「細長く、端が尻尾のように巻いているものは龍にぴったりだとか。そうやって考えるのが楽しい」と笑う。

 現在、製作に取り組んでいるのは新撰組の近藤勇と土方歳三をモチーフにしたものだ。安定感がなく、横にした状態でしか置けないことを踏まえ、「対になるような絵柄を」と2人を選んだ。「肖像の背景には、五稜郭での戦いなど、それぞれにゆかりのある風景を施しました。もう少しで完成します」と細かな工夫を散りばめる。

 植原さんは現在、湘南ひょうたん会茅ヶ崎本部に所属して活動している。毎年5月、花菜ガーデンで行われる展示会が作品のお披露目の場だ。昨年、小ぶりのひょうたんの形を生かして絵付けした「おかめ」を展示即売会に出品したところ、午前中のうちに売り切れるほどの大人気だった。「とても自信になりました」と植原さん。庭先にずらりと並ぶ、収穫したひょうたんを前に、「今年もよく実りました。来年の展示会に、ぜひ新作を見に来てほしい」と話していた。
 

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