市内宝町在住の高久夢華さん(11)が少年少女国連大使(日本青年会議所主催)に選ばれ7月31日〜8月5日、ニューヨークの国連本部などを訪問した。
高久さんは横浜英和小学校に通う6年生。4年生の時に授業で見かけた、水たまりのような、茶色い水を飲む子供たちの写真が忘れられず、世界の貧困に興味を持った。「蛇口をひねれば透明な水が出てくる日本では考えられないこと。貧しい子を救いたいと強く思いました」と高久さん。全国の小学5年生〜中学2年生30人が選ばれる同大使に初参加を果たした。
国連本部で実施した研究発表では、5人グループになり、「きれいな水と衛生」について英語で発表した。高久さんは「片道8時間かけて水汲みに行くため、学校に通えない子もいる。教育を受けられず、貧しさから抜け出せない悪循環が生まれる」と約100カ国から来場した聴衆に訴えた。
今回の派遣では、世界を知ろうと9・11メモリアルパークなどにも足を運んだ。高久さんは「高いビルや人種の多さも新鮮でしたが、いろんなところで受けたボディチェックや荷物検査の厳しさにも驚きました」と国際情勢を肌で感じた。
高久さんは、ニューヨークでの経験を振り返り「研究発表のとき、締めくくりとして『Peace is possible(平和は可能だよ)』と言いました。そしたら会場から拍手があり、伝えたいことを英語で表現して、通じ合えたことがとてもうれしかったです」と感無量の様子だった。
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