湘南ベルマーレはホームで水戸ホーリーホックを3対0で退けて2連勝とし、無敗試合を12に伸ばした。
試合は開始直後からゴールを狙った湘南のペースで進んだが、豊富な運動量を武器に徐々にラインを押し上げる水戸が盛り返す。なかでも突破力とスピードのある相手FW2人に手を焼き、序盤以降から決定機を作れないままスコアレスで折り返す。
ハーフタイムに「簡単な試合じゃない。全員で戦おう」と檄を飛ばした指揮官が後半開始と同時に動く。齋藤未月を下げて野田隆之介を送ると10分後、藤田征とのワンツーから左足シュートでネットを揺らし、先制に成功する。
さらに後半33分。名古屋グランパスから7月に湘南に加入した高橋諒が起用に応える大仕事をやってのける。岡本拓也からの右クロスに相手DFの裏を抜け出し、胸で落として右足シュートを突き刺して追加点。湘南デビュー戦で自身J初ゴールとあり、ベンチやサポーターに向かって右手を何度も突き上げて喜びを爆発させた。
リードを2点に広げて、湘南の勢いはさらに加速した。迎えた後半42分。山田直輝のパスを右で受けた岡本のクロスが相手DFに当たってオウンゴールでダメ押し点。その後もFWムルジャを投入して最後まで攻撃の手を緩めず、完封勝利となった。
湘南は次節(10月15日)で対戦する名古屋グランパスに勝利し、現在3位のV・ファーレン長崎が敗れると2位以上と昇格が決定する。
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