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平塚版 公開:2018年2月1日 エリアトップへ

地元漁業「見て聞いて、観察」 漁師らが小学校で食育授業

教育

公開:2018年2月1日

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進藤さんがさばいた魚に触れる児童ら
進藤さんがさばいた魚に触れる児童ら

 魚食文化の裾野を広げようと、平塚市漁業協同組合と地元漁師が先月25日、港小学校(國松宏校長)で食育授業を行った。当日は同校5年生4クラス120人の児童の前で、漁師が魚のさばき方を実演し、水揚げの様子を映像で見せるなどして、地元漁業の理解を深めた。

 「漁師さんは何時に起きて働いているか知っていますか」。体育館に集まった児童の前で、同組合職員の舩山隆文さんが問いかけた。この日のテーマは『見て聞いて、観察しよう』。定置網漁船「日海丸」乗組員の峰尾俊介さん(21)と進藤太一さん(19)が口を揃えて「午前2時です」と正解を発表すると、いつもと違う作業着姿の”先生”の登場に、児童らは興味を持って耳を傾けていた。

 授業は平塚沖で行われている定置網漁やシラス漁、刺し網漁などの様子をまとめた映像を使って進行。それぞれの特徴を分かりやすく説明したほか、出航前の準備から網の引き上げといった船上での作業や帰港後から出荷までの流れを順序立てて紹介した。

 魚のさばき方講座では、その日の朝に獲れたアジやサバ、カマス、イシモチなど新鮮な魚を使って実演。児童らは、進藤さんらの手際良い包丁さばきに大はしゃぎ。魚の口の中を見たり、切り身や取り出した内臓を触るなどして観察した。「身がプリプリしていて美味しそう」「内臓は思ったよりも硬かった」などの声を上げていた。

 授業を終えると、サバのねぎみそ焼きをメニューに取り入れた「ふれあい給食」が行われ、児童らは漁業関係者らを囲んでランチタイムを楽しんだ。先生役を務めた進藤さんは「児童のキラキラした目が印象的だった。魚に興味を持ってくれたら嬉しい」と話していた。

 同組合では、魚食普及の取り組みとして食育授業を定期的に行っており、昨年は吉沢小と豊田小で実施。漁業関係者の中に卒業生が多数いることから同校での食育授業を企画した。

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