平塚市は先月29日、龍城ケ丘プール跡地の公園整備について、住民説明会を花水公民館で実施した。地域住民ら約130人が集まり、急きょイスを追加するなど、関心の高さをうかがわせた。
龍城ケ丘プール跡地の整備は、公募した民間事業者が収益施設を建てながら公園を整備運営する「パークPFI」制度を活用した計画。市は5日から開催の市議会6月定例会で、事業費12億円を予算化する議案を提案している。
事業者の公募を今年夏に控え、説明会では「事業者を公募するための募集要項」の概要が公開された。概要には「120台(未定)分以上の駐車場を整備すること」や、市の風致地区条例に基づき「建築物の高さは8m以下とすること」などが盛り込まれている。
今後、整備計画には事業者の意向が反映されることから、地域住民からは「計画があいまいすぎる。蓋をあけてみたら説明と違うものが建った、なんてことになるのでは」「先人が残してくれた景観や自然環境、歴史を大切してほしい」など、計画を不安視する意見が続出した。市は「住民から出た意見や思いを事業者にも伝え、自然環境や景観など、配慮していく」としている。
市は事業者公募前に再度、住民説明会を開く方向で検討しているという。
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