小学生の全国大会「第30回全日本少年少女けん玉道選手権大会」の関東ブロック予選(主催/日本けん玉協会関東ブロック)が先月24日、東京都練馬区内で開かれ、金目小学校6年の小柳秋楓(かえで)さん(11)が女子の部で優勝、8月の全国大会への切符を初めて手にした。
女子の部には、東京都を除く関東6県から地区選考を通過した8人が出場した。試合はけん玉の皿の部分や持ち手の先端にある「けん先」、皿とけん先の間に玉をはさむなど、指定された技の成否で勝敗を決した。
小学生の最高位である五段をもつ小柳さんは、けん玉を空中に投げた後にけんをつかみ玉に刺す大技「灯台〜けん」を一発で決めて他の選手を圧倒、優勝を手にした。
試合を振り返り小柳さんは「練習の成果が出せて良かったです。初めての全国大会を精一杯楽しみます」とはにかんだ。
長崎県出身の小柳さんは、父の仕事の関係で昨年8月に平塚に移り住んだ。小学1年生で始めたけん玉が「遊びながら集中力も鍛えられるから好き」と、現在も川崎市のけん玉教室に通っている。
8月26日に東京都豊島区で行われる全国大会には、長崎の友人も出場する可能性がある。小柳さんは「楽しみながらも、出るからには優勝したいです」と力強く語った。
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